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【No.07 平成15年3月】

日本アイアイ・ファンド理事会報告

日本アイアイ・ファンド代表、マダガスカルアイアイ・ファンド名誉会長
島 泰三

日本アイアイ・ファンド理事会(2003年3月20日午後6時より)
於:本郷三丁目「麦」 出席者:山口、出原、石原、米倉、佐々木、中野、耀、岩野、清水、山吉、島

1 2002年度事業報告
 2002年度の主な活動は以下のとおり(年度は1月から12月までですが、本年3月まで)。

(1)設立 2002年1月25日、代表および理事選出。事業計画、予算計画決定。
(2)2月には月刊誌「ソトコト」によって日本アイアイ・ファンドの設立宣言と郵便振り替えを同封して、合計2400人に送付され、四月までに、寄付金合計858,600円、寄付者61人に達した。
(3)3月30日上野動物園開園120周年の記念式典。120周年のシンボルマークはアイアイ。
(4)群馬県立自然史博物館(7月―11月)と(財)日本モンキーセンター(3月―8月)で今年マダガスカル展。写真、鉱物標本、民芸品などの資料を提供いたしました。
(5)3月16日―3月31日、代表は富津市、高梁市、下関市、大阪府でアイアイ・ファンド講演会など。
(6)4月6日サンケイ新聞文化欄「アイアイ・ファンド」の紹介。
(7)6月13日理事会; 設立パーティーの準備と二人大統領となったマダガスカル情勢の件。
(8)7月1日設立パーティー、午後6時から8時まで 場所:東大本郷、山上会館1階談話ロビー出席者126名
準備会議:6月24日(月)準備会合(出席人員の大まかな推定ができた段階で)
 準備:  6月30日(日)会場に運ぶもの整理、名札、受付用備品購入など全般。
 当日:受付、司会、売り場、絵などの展示、ほんとうにご苦労さまでした。
(9)8月2日―9月1日 代表マダガスカル派遣(旅費交通費自前―強調)。
 第一、 マダガスカル政府治水森林省からマナサムディ山地の指定森林を保護区に変換する手続きについて、仮承認書交付。
 第二、 日本アイアイ・ファンドとマダガスカルアイアイ・ファンドとの間に日向正義在マダガスカル日本大使の立会いのもとで「友好宣言」
 第三、 マダガスカルアイアイ・ファンドは、島代表をマダガスカルアイアイ・ファンドの名誉会長とすることを正式に決定し、会長代理のラクトアリソア・ジルベール氏とともに、チンバザザ動植物公園ラクトザフィ・ルシアン園長とマダガスカルアイアイ・ファンドとの間に締結された「協力協定」にサイン。
 第四、 マダガスカルアイアイ・ファンドは保護区設定に必要な四つの段階、測量、住民への説明、保護区境界の標識の設置、関係者全員の会議、を実行に移すための活動開始。
 第五、 青年海外協力隊マダガスカル事務所にアイアイ・ファンドの募金箱(9月4日設置)。
 第六、 「指定森林」の保護区への申請に必要な周辺4コミューン村長の同意書(アンジアマンギラーナ、アナイジャヌ、アンケリカ、マルバトレーナ)9月末までに全コミューンで。
(10)マダガスカル活動報告および拡大理事会、9月14日
(11)9月、10月の島代表の活動
9月27日、海外青年協力隊のマダガスカル派遣メンバー5名に任国事情などの講義(長野県駒ヶ根訓練センター)。2003年2月8日に2回目の講義。
9月28日、「マダガスカル展」を開催中の群馬県立自然史博物館にて「マダガスカルのサルたち」の講演。
9月30日から10月3日まで、NHKラジオ「深夜便」の「ラジオエッセイ」(11時半頃から10分間)で、「マダガスカルの自然保護を語る」(この内容は月刊「理科教室」一月号で発表)
(12)10月、保護区設置決定
 マダガスカル政府は10月7日にマナサムディ山地を治水森林省広報N°4667/2002で、それまでの「区分森林」(classified forest)から「監視森林」(forest station)へと格あげしました。これによって保護区としての位置づけを得て、監視員が置かれる体制をとることになります。
(13)11月1日、保護区設置に必要な資金(後半分)が修道院シスター、青年協力隊事務局経由で、マダガスカルアイアイ・ファンドに届く。
(14)12月にホームページを開設。http//www.tcn-catv.ne.jp/~ayeaye
中野さんが管理をしてくれています。当面、彼の会社のホームページにくっついています。
(15)12月13日、近藤四郎先生の誕生日祝いを兼ねてアイアイ・ファンドの集まり。
場所:東京本郷三丁目喫茶店「麦」、参加者:31人、午後5時から11時まで。
近藤先生は2003年2月6日に亡くなられました。ご冥福を祈ります。
(16) 理科教室一月号、ニュートン二月号でアイアイとアイアイ・ファンドの紹介記事。
(17)2003年3月8、9日、富津市宇藤原にて、房総自然博物館再建会議をかねてお餅つき会兼サル追跡会(アイアイ・ファンド四家族参加)。
(18)2003年3月15日から5月11日まで、北九州市到津公園の森でマダガスカル展。3月16日、島講演会、「マダガスカルのおサルさんだよ」。3月15日、日田市にて「お母さんのパン屋さん」をたずね、NPO「森と海の共生」と会合。
(19)3月29日、マダガスカル研究懇談会、「アイアイとマダガスカルの原猿類」於:東京外国語大学。
(20)3月31日、マダガスカルアイアイ・ファンドより活動報告とアンジアマンギラーナ監視森林図面到着(管理委託締結報告およびアンジアマンギラーナ監視森林詳細参照)。

2 2002年度会計報告(別紙参照)

3 監査報告(監事による報告)
 山吉監事より監査結果が報告され、適正に予算が執行されたことが確認された。

4 2003年度事業計画、予算計画
■2003年度事業計画
 1 プロジェクト計画
  (1)マナサムディ山地保護区生物相調査
  (2)マナサムディ山地生物相調査報告書の作成
  (3)チンバザザ動植物公園整備協力(グランディディエ文庫整備など)
  (4)保護区周辺図書館への書籍配布
 2 保護区開設業務
   保護区開設のための第三、第四段階の実施。最終報告書の作成。
 3 保護区管理体制
   保護区周辺4コミューン各2名の森林保護監視員および2名の監督員の選抜と任命。
 4 国内活動
 (1)アイアイ・ファンド活動報告書(2002-2003)作成
 (2)アイアイ・ファンド公式ホームページ開設、管理
 (3)他のNGO、NPOとの活動交流(「房総自然博物館」や「森と海の共生」など)
 (4)広報活動
 5 その他

■2003年予算計画
 1保護区生物相調査費用 30万円:保護区内追加調査と仮報告書作成費用。
 2保護区管理費用    30万円:森林保護監視員8名と監督員2名の賃金および経費。
 3現地運営費      20万円:車両、通信、事務機器等整備費用。
 4現地事務所経費    53万円:常勤、補助職員の賃金および諸経費。
 5周辺住民への支援費用 30万円:小学校図書、保健所薬品、植林活動などへの支援費用。
 6国内活動費用     50万円:ホームページ開設、活動報告書作成費用など。
  合計         213万円  

保護区開設業務356,535円および事務所借料(2003年度分)69,900円は仮払いおよび前払いで、2002年度に支出済み。

5 その他
 生態調査費用をまかなうために資金の支援を受けるための方策をあたる。ファンドの宣伝のためにパンフレットだけでなく、ポスターを作ってはどうか。国際協力事業団などの関係機関に積極的に働きかける。活動パンフレットは四月中旬までに原稿を仕上げて、五月中に配布し、寄付を集め、六月に代表がマダガスカルに行くときまでに間に合うことが望ましい。十月終わりから十一月のツアー前の総会はいくらなんでも遅すぎる。

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