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【No.37 平成26年6月】

講演「アイアイからゴリラまで、野生の映像を中心に」@大分県立図書館視聴覚室 ご報告

日本アイアイ・ファンド代表
島 泰三

大分に行って講演をしてきました。5月25日日曜日午前10時から2時間強。
「アイアイからゴリラまで、野生の映像を中心に」という題名で、大分県立図書館視聴覚室(200人のところ、半分程度か)で行われたもので、大分市の「児童文学と科学読み物の会」(代表:辛島泉さん)が主催し、図書館が協賛して行われたものでした。
当日は、海タマゴ館長の田中さんも図書館長の小矢さんも参加してくれたほか、「会」と協力している宮崎県の「木越えほんの会」の森事務局長さんたちも来ていました。「会」の構成メンバーのさまざまな活動に参加している高校生、中学生、小学生も来てくれました。もっとも活発に質問をしてくれたのも、この子たちで、しばらくこういう若い人たちの声に接していなかったので、実に感動的でした。「質問は三つあります」と言う中学一年生は、獣医になりたいのだそうです。

女性が中心のこの「会」は、それぞれの人がユニークな地域活動を展開しているので、迫力がありました。いわば圧倒されました。講演会のあと、「会」の山荘のような場所で昼食会がありました。そこは「会」の一人が陶芸の窯を持っている山の中のすばらしいところで、いわば桃源郷を文字通りに実現している人たちでした。その「会」のメンバーのご主人がすごい武芸者で、それを誇るでなく、世に示したいでなく、ひたすら磨いているというのが、なんともすごい方で、ちょっとまた知り合いの武芸者が増えました。

鉄輪温泉に泊まって、翌日は姫島まで行き、アサギマダラの群舞と黒曜石の露頭を見て、また感動しました。どう言えばいいか?そこは三つの塔のような小山に囲まれた火口湖が北方だけを海に開いた入江になっていて、その東の壁が灰青色の黒曜石の露頭なのです。
九州とその島々の驚くほどの豊かさというか、驚異というか、しばし言葉を失いました。
しばらくは、ゴリラの時のような、余韻が残るのだろうなあ、と。そして、ゴリラの旅に誘ってくれた相原さんからは、再びみたび、「今、カメルーン」という連絡。これから先、私の人生はどうなるんだろう?

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