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【No.52 2023年3月】 「日本アイアイ・ファンド(NAF)2022年度の活動報告」
日本アイアイ・ファンド代表 しかし、実際は!この写真!2003年からのアンジアマンギラーナ森林監視員のひとり、クラニさんの苗畑はパパイヤとバナナに守られるように4万本をこえる苗木の畑が完成していましたし、アンタナナリボ苗畑も生産を開始し、マナサムディの植林地でもアカシアの林ができていました。もちろん、林になったのは全植林地23ヘクタールの約一割にすぎず、あきれるほど深い草に覆われた原野に戻ったところも広いのですが、「それでも希望は持てる」というか、「なるようにはなる」というほどの成果はありました。そして、首輪をつけられていたアイアイは元気でした! このアイアイが一晩に4百メートルの距離を軽々と移動して、ラミーやマンゴーの果実を食べている姿が確認できました。(12月12日) 写真上:アンジアマンギラーナ村(中央に小学校と校庭、その先の森はアンジアマンギラーナ川流域)から保護区中央部を望む。写真下:調査基地(中央白壁の中学校校舎の左下にブロック塀と森に囲まれて屋根だけ見える)からマナサムディを望む。(撮影RAVELOSON, A. Bruno:2022年12月22日) このアンジアマンギラーナ村の調査基地(タナンバザー=外人町)を建設した1999年にはあたりは家もない、木々も生えていない裸の丘でしたが、今では家々が建ちならび、しかも樹々にあふれる地区となっています。 しかし、1999年の風景を知る者としては、マナサムディの斜面に森林がないことを嘆かずにはいられません。マナサムディの左(南)斜面の森林でアイアイを捕獲したことがあったほど、マナサムディには森があったのです。しかし、村のまわりにここまで樹々が増えたことはこの4半世紀の間の成果で、私たちの森林保全と植林活動の間接的な影響があったのかもしれません。 もっとも、調査基地の玄関前で椅子に坐った日本アイアイ・ファンド代表は「正面に見えていたマナサムディが藪に遮られて見晴らしがまったくなくなった」と嘆いていますが(ま、ほっとけ)。 ファンドメンバー、ご寄附をお寄せくださった皆さまにお送りしております「2022年の日本アイアイ・ファンド活動報告書」の完全版はPDFでご覧いただけます(別窓でPDFファイルが開きます)。 Copyright(C)2002-2024 Nihon Ayeaye Fund. All rights reserved. |