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■坂本龍一(音楽家、ニューヨークアイアイファンド代表)
ケニアで島先生と気球の中で隣同士になった。なんという出会いでしょう!
そこから全ては始まった。それまでお恥ずかしいことに、ぼくはアイアイについて、島先生について何も知らなかった。
それが、今ではたった一人のニューヨークのアイアイファンドの会員まで務めるようになっているんだから、出会いというものは恐ろしい。
ぼくもきっといつか行くでしょう、マダガスカルに。ケニアだって一生に一回行くかどうか分からなかったもの。それが3年もしないうちに、もう3回も行っているもの。「Elephantism」なんていうDVD Bookまで出してしまったもの。お恥ずかしい限りです。何十年もアフリカを愛してきた人たちから見たら笑止千万だろうな。仕方がない。これがぼくなんだから。嘘はつけない。
しかし、ぼくたちホモ・サピエンスのかかえる謎と闇に対する探究心だけは島先生に負けないぞ!そんなところで勝負してどうする!?という気もするけど。
坂本でした!
■石川博之(ブラジル大使館参事官兼医務官)
1年前までマダガスカル大使館で医務官として3年間マダガスカルの首都アンタナナリボで大使館勤務していた石川と申します。アイアイファンド設立にご尽力された島先生とは仕事柄アイアイ観察でジャングルに長期間滞在されるためどうしても病気(外傷、虫さされ、腹下し、発熱)を通してのつき合いが多かったと記憶しています。プライベートでは自慢の手料理をごちそうになるなど親しくさせていただきました。
私自身アイアイはチンバササ動物園で初めて観察し、想像とは大きくかけ離れていたので驚いたことを覚えています。この当時動物園ではすでロンドンで飼育されたアイアイを見ることができましたが、日本人にとっては昨年上野動物園?にお目見えし、実物も知られるようになってきたことでしょう。本日のパーティーに参加されている方で実物を見られていない人はいないでしょうが日本の動物園にアイアイが到着するまではアイアイは子供から大人まで日本で最も歌で有名なサルなのにしかし誰もその姿形を知らないという不思議な原猿でした。もし、かわいいアイアイの歌も知らず初めてアイアイの姿、形を見た人はサルとは思えないでしょう。かわいいというより気味が悪いという表現がぴったりです。現地の人が恐れたのも無理がありません。しかし、この原猿の食事の際の指の仕草、暗闇を移動する動きなどを観察するととても興味深く飽きることはありません。このアイアイを守っていく日本アイアイファンドが設立されましたことを心からお祝い申し上げます。マダガスカルのジャングルは焼き畑のため年々少なくなり、同時にアイアイの数も減少し、現在では限られた場所でのみしか観察されません。
この自然を保護し、アイアイを絶滅から守る仕事は日本の経済を立て直す以上に大変な仕事だと考えます。現在マダガスカル政治情勢は混沌としています。この間にもジャングルもアイアイが減っていると考えると気が気ではありませんが日本人にとってなじみ深いこのサルを守ることにより日本とマダガスカルのつながりがさらに深くなり両国の発展及び良好な関係が今後も継続されることを祈り、お祝いの言葉に代えさせていただきます。
■井上清司(株式会社アイオス アフリカ駐在カメラマン)
アイアイファンド設立総会開催の知らせを頂き、ここに心より御祝いを申し上げます。
マダガスカルに長年の間かかわられ、御自身の足で、マダガスカルという国と自然と生き物たち、そして人々の中に分け入り、苦楽を共にされてきた島先生のご活躍には、ただただ敬服致します。
十数年前、真夏の房総半島でニホンザルを追う、ヘルメット姿の先生の汗いっぱいの笑顔が思い出されます。
アイアイファンド設立は、愛しいマダガスカルの自然と人々の森の中にもっとずっと奥深く分け入り、一つになって生きようとされる先生とお仲間の御決心とお察しします。
さらなる偉大な道なき道へと踏み出される、有志の皆様と島先生のご健闘をお祈り致します。
■宮崎恵(駐ヨルダン日本大使公邸料理人)
島先生のアイアイに対する熱意と愛情が、多くの人の心を動かし、世界規模のアイアイファンドが設立される運びとなったこと、本当におめでとうございます。
私たちも、ヨルダンの日本人の方々に、自然の美しさや人々の素朴さなどマダガスカルの魅力について熱弁(?)し、微力ながらもマダガスカルのアピールに努めています。そして、日本に戻ったら「アイアイ」に会いに上野動物園に行ってみて下さい、等と語っております。ほんとに。これからは、アイアイファンドの事もちゃんと話しておかなくっちゃ。
私なんかは、マダガスカル=サル(ワオキツネザル)、または、バオバブ、なのかな?と思うのですが、ヨルダンで出会った殆どの方が、マダガスカルを代表するものとして「アイアイ」を挙げられます。アイアイの知名度の高さには、ビックリさせられてしまいます。しかし、そのアイアイを見るのがどれほど大変なことか、誰も知らないですよね。
森の中にはアイアイがたくさんいて、皆で楽しそうに歌を歌っている(?)、そんなイメージみたいですね。(笑)
島先生のご要望に沿う「ヨルダン東岸から世界史を展望しつつ」と題した格調高い挨拶などは、とてもとても無理ですが、このアイアイファンドの成功を心より祈念し応援しております。
本当に、世界の平和と、美しい自然を守っていく事が、私達の役目ですね。
一口に自然を守ると言っても、大変な事ですよね。
■本田公夫(アイアイ・コミュニケーションズ ニューヨーク在住)
上野でお目にかかってからもう10年以上が経つでしょうか。「アイアイの謎」のイラストを担当させていただき、年来の願いが少しかないました。その喜びもひとしおですが、このたびの日本アイアイファンド設立のニュースに、家内共々心から喜んでいます。
デューク大学霊長類センター訪問以来マダガスカルとは浅からぬ縁があり、まだ行ったことこそありませんが、Madagascar Fauna Groupに野次馬会員として名を連ね、昨年は仕事でCap Ste. Marie Special Reserve向けに、解説パネルをデザイン・制作して送りました。微力ではありますが協力を惜しまないことをお約束申し上げます。
日本ではいろいろな社会背景からこのような基金の設立・運営が非常に難しいという、大変残念な事情があります。日本アイアイファンドがこのような条件を乗り越え、野生生物と自然環境保護のために貴重な役割を果たされるよう記念いたします。

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